そんな平柳星宮神社のゆめ玉の願処は、「なでうなぎ」!
明治時代の神仏分離まで、磐裂命・根裂命の本地仏として、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を
あわせまつっていたことから、「こくぞうさま」の通称でも親しまれてきた平柳星宮神社。
虚空蔵菩薩は、人々に知恵を授ける“明けの明星”ともいわれ、栃木日光の開祖で、栃木市にも
深いゆかりをもつ勝道上人(しょうどうしょうにん)が、虚空蔵菩薩を星宮と称して信仰した
由縁から、栃木県内に多くの星宮神社が存在しているといわれます。
全国各地にも星宮神社はありますが、栃木県が最も多く、約170社もあるそうです。
かつて星宮と称した神社を含めると260社を超えたといわれます。
そんなお宮にゆかりの深い虚空蔵菩薩の乗り馬が「うなぎ」であることから、平柳星宮神社では、
神仏分離後も「うなぎ」を神様のお遣いとして大切にしています。平柳星宮神社の神職は、
今でもうなぎを食べない風習を守り伝えています。
水を求めてどんな困難や障害も乗り越えて前進する、強い生命力を持っているうなぎの銅像の
縁起物が、ゆめ玉の願処。ご自身の干支を撫でてからうなぎさんを撫でて、身体健全・家内安全・
事業繁栄を祈ります。