霊山・岩舟山
昔から岩船石の採掘で栄えてきた岩舟山。その名の通り、船のような形を
しており、むき出しの岩肌は独自の光景を作り出しています。
ここにしかないロケーションを活かし、戦隊ヒーローなどメディアの
撮影で多く使われています。
また、コンサート会場や日本初のロープジャンプサイトなど、エンターテインメントでも
注目されているエリアです。
奈良時代に開基した、歴史ある寺院
奈良時代に、伯耆国(現在の鳥取県)大山よりやってきた名僧・弘誓坊明願により
開山されたと伝わる古刹。標高173m、600段の階段を上った、岩肌を出した岩船山山頂に
鎮座し、関東平野が一望できます。山全体が船の形をしているところから「岩船山」といわれ、
本堂のある方が船の先の方、賽の河原のある方が後方で、その中間に仁王門があります。
※上記のマップはクリックすると拡大します。
~アクセス~
徒歩の場合は、JR岩舟駅を背にして左手に歩くと、約3分で境内入口の
①参拝者用駐車場(8台)に到着。
ここから600段の階段を上ります。(※マップのピンクの矢印)
お車の場合は、2つのルートがあります。
②岩舟駅を背に右へ。「岩舟石の資料館」で左へ。その後、山道に沿って進むと、
②の駐車場(100台)に到着します。ここから石段を徒歩でお上がりください。
(※マップの紫の矢印)
③岩舟駅を背に右へ進み、お山の周囲をぐるりとまわるような形で、岩舟山東側にある
裏山門から、仁王門脇まで来ることができます。(※マップの赤の矢印。20台)
いずれも駐車場は無料です。車道は狭い山道ですので運転に不慣れな方は、駅近くの
①参拝者用駐車場にお停め頂き、石段を歩いて来られることをおすすめします。
文化財指定の豪壮な建造物
境内には、文化財指定の建造物が並び建ちます。江戸時代中期に建造され、
県の重要文化財に指定されている高さ19mの宝塔「三重の塔」は圧巻です。
江戸時代中期に建造された県最大規模の「仁王門」や「鐘楼堂」も、
県の重要文化財に指定されている、堂々たる構えの建造物です。
仁王門で聖域を守る阿吽の仁王像は、はっとするほど表情豊か。是非拝観して下さい。
そんな高勝寺のゆめ玉の願処は、秘仏「生身の地蔵」!
死者を暖かく懐に抱いてくれると同時に、子授け、子育て、安産の地蔵尊と信仰される
ご本尊の「生身の地蔵尊」は、日本三大子授け・子育て地蔵尊と称されています。
本堂の中心に坐す秘仏であり、年に 1 度、秋の彼岸の時に公開されます。
(参拝の際は厨子の中にいらっしゃるご本尊にお参りください)
徳川三代将軍家光の側室・お楽の方は岩船地蔵を信仰し、江戸城に入る時、
岩船から地蔵様をむかえて場内に祀り、子孫繁栄と武運長久を祈りました。
そして生まれたのが、四代将軍家綱と伝わります。
そんな伝承のご利益にあやかる為、子宝に恵まれない夫婦がたくさん祈願に訪れます。
満願成就したら、奥の院へ。子供の成長を願う習わしを。
本堂の右手から徒歩5分ほど歩くと、小さなお地蔵さんがおまつりされている奥の院があります。
子どもを授かり、満願成就の際には、奥の院の地蔵尊の台座に子供の足を付け、
祈願がかなったお礼とこれからの子供の成長を願う習わしがあります。
★ゆめ玉「ローズクォーツ」(紅水晶) 子授け・安産
愛とやさしさの象徴、女性をさらに輝かせてくれるパワーストーンとして
人気の高い石。癒し効果もあると言われ、マイナスのエネルギーを浄化し、
次なるステップに進む勇気をくれるともいわれます。
結婚祝いや子宝を待つ方への贈り物にもおすすめです。
※高勝寺のゆめ玉には、赤色の御数珠用ゴムが付属しています。
※天然石のため、一つ一つ風合いや色合いが異なります。
※高勝寺のゆめ玉の志納金は500円、すえひろがり水晶セットは1,000円です。
≪願処7 高勝寺≫
■住所: 〒329-4307 栃木市岩舟町静3
■電話番号: 0282-55-2014
■受付時間: 9:00~17:00
■定休日: なし
■駐車場: ①岩舟駅近く 8台 ②参道の石段中腹まで行ける駐車場 100台
③仁王門横 20台(いずれも無料)
■車でのアクセス: 東北道佐野・藤岡ICから車で約10分
■公共交通機関でのアクセス: JR両毛線岩舟駅から徒歩15分
市ふれあいバスなら、JR・東武栃木駅より「12岩舟線」で「岩舟駅」バス停下車。
一日7本。
※ふれあいバス路線図・時刻表
https://www.city.tochigi.lg.jp/soshiki/20/325.html
※願処6の「清水寺」からは、車で約13分。