そんな清水寺のゆめ玉の願処は、「十一面千手観音菩薩立像」!
下野三十三観音霊場の26番札所として、昔から参詣人が絶えず訪れている清水寺。
江戸時代後期に再建された観音堂にまつられる十一面千手観音菩薩立像は、
鎌倉時代に仏師・観阿陀によって造られたもので、県の重要文化財に指定されています。
健康のご利益はもちろん、安産祈願や子供の無事の成長を願う観音様として
信仰を集めてきました。
ガラス戸越しにいつでも拝観できる、流麗な観音様
観音立像は秘仏ではなく、観音堂のガラス戸越しにいつでも拝観できます。
ガラス戸に近づくと、堂内の照明が自動で点灯するようになっており、
観音様を明るい中で拝見できます。
期間限定ではなく、常時拝観できる、大変ありがたい観音様です。
観音様の両脇に坐す2体の仏像は、将軍(勝軍)地蔵と、毘沙門天像で、
ともに市の文化財に指定されています。
お堂の脇に滝が流れていることから、別名「滝の観音」とも言われ、
滝を背景とした観音堂の風景は、古くから愛されてきました。
(現在滝は出ていない時があります)